広告可能な専門医とは？医療広告ガイドラインの基本ルール
専門医資格は、患者様が医療機関を選ぶ際の重要な判断材料の一つです。これは、医療機関が患者様からの信頼を築くうえで、非常に大切な要素となるでしょう。しかし、医療広告ガイドラインでは、専門医の広告表現に厳格なルールが定められています。
この記事では、医療広告ガイドラインに基づき「広告可能な専門医資格とは何か」をわかりやすく解説します。正しい表記のポイント、媒体ごとの注意点、そして直近のガイドライン改正への対応方法まで、制作会社として押さえておきたい実務的な視点も含めて整理しました。
専門医資格を適切に記載することは、患者様に安心感を与え、医療機関としての透明性を高める重要な取り組みです。ぜひ、貴院の広告戦略にご活用ください。
目次
広告可能な専門医とは？医療広告ガイドラインの基本ルール
「広告可能な専門医」とは、医療広告ガイドラインで広告掲載が認められている専門医資格を指します。患者様にとって専門性を判断する重要な情報である一方、誤った表示は誇大広告や誤解を招くおそれがあるため、ガイドラインでは専門医の表記に厳密な基準を設けています。
広告できる専門医資格は、厚生労働省が「広告可能」と認めた学会の専門医資格に限られるのが大きな特徴です。また、資格名の表記方法や併記のルールなども詳細に定められており、専門性を正しく伝えるにはこれらを正しく理解し、ホームページや広告物に反映する必要があります。
クリニックにとって、広告可能な専門医のルールを正確に把握することは、患者様に誤解のない医療情報を提供し、信頼性の高い情報発信を行うための基盤となります。
広告可能な専門医19領域一覧｜厚生労働省が認める資格をわかりやすく整理
以下の資格は、正式に広告可能と認められた専門医資格です。広告する場合は必ず 「認定団体名＋資格名」 を併記する必要があります。
| 基本領域（広告可能） | 認定団体（例） | 表記例（広告に使える正式名称） |
| 内科 | 日本内科学会 | 日本内科学会認定 内科専門医 |
| 小児科 | 日本小児科学会 | 日本小児科学会認定 小児科専門医 |
| 皮膚科 | 日本皮膚科学会 | 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医 |
| 精神科 | 日本精神神経学会 | 日本精神神経学会認定 精神科専門医 |
| 外科 | 日本外科学会 | 日本外科学会認定 外科専門医 |
| 整形外科 | 日本整形外科学会 | 日本整形外科学会認定 整形外科専門医 |
| 産婦人科 | 日本産科婦人科学会 | 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医 |
| 眼科 | 日本眼科学会 | 日本眼科学会認定 眼科専門医 |
| 耳鼻咽喉科 | 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 | 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 耳鼻咽喉科専門医 |
| 泌尿器科 | 日本泌尿器科学会 | 日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医 |
| 麻酔科 | 日本麻酔科学会 | 日本麻酔科学会認定 麻酔科専門医 |
| 脳神経外科 | 日本脳神経外科学会 | 日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医 |
| 形成外科 | 日本形成外科学会 | 日本形成外科学会認定 形成外科専門医 |
| 救急科 | 日本救急医学会 | 日本救急医学会認定 救急科専門医 |
| 病理 | 日本病理学会 | 日本病理学会認定 病理専門医 |
| 臨床検査 | 日本臨床検査医学会 | 日本臨床検査医学会認定 臨床検査専門医 |
| 放射線科 | 日本医学放射線学会 | 日本医学放射線学会認定 放射線科専門医 |
| 臨床腫瘍科 | 日本臨床腫瘍学会 | 日本臨床腫瘍学会認定 臨床腫瘍専門医 |
| 総合診療 | 日本専門医機構 | 日本専門医機構認定 総合診療専門医 |
医療広告ガイドラインが専門医表示を規制する3つの理由
医療広告ガイドラインが専門医の表示を厳しく規制しているのは、患者様が適切に医療を選択できる環境を整え、医療情報の正確性を確保するためです。
専門医という言葉が持つ影響力は大きく、誤った表示が患者様の不利益につながる可能性があるため、明確なルールが設けられています。
医療広告ガイドラインが専門医表示を規制する理由は、次の3点です。
① 患者様の不適切な医療選択を防ぐため
専門医の肩書きは権威性が高く、誤った使い方をすると患者様を誤った方向へ誘導するリスクがあります。ガイドラインは、このような不当な誘導を防ぐことで、患者様の不利益を回避することが目的です。
② 誇大広告・誤解を招く表現を排除するため
「名医」「最高の専門医」といった客観的根拠のない表現や、優良性を示す比較広告は、患者様に過度な期待を抱かせるおそれがあります。ガイドラインはこうした不適切な表現を禁止し、誠実な情報提供を促すのが目的です。
③ 医療情報の中立性・正確性を保つため
医療機関は社会的責務を担う公共性の高い存在であり、広告においても正確で中立的な情報提供が求められます。専門医表示の適正化は、国民の生命や身体の保護に寄与することも目的のひとつです。
広告可能な専門医の要件｜厚生労働省が定める明確な基準
厚生労働省が広告を認める専門医資格には、日本専門医機構認定の「基本領域専門医」という明確な基準が存在します。この基準は、患者様が質の高い医療を安全に選択できるようにし、医療情報の透明性を保つことを目的としています。
一方で、認定医や指導医、日本専門医機構が認定しない学会の専門医資格は原則として広告できません。
過去に取得した資格の失効や、更新忘れによる誤表示もガイドライン違反となります。現行の資格を正確に把握し、適切な情報提供を徹底することが、クリニックの信頼維持には不可欠です。
広告可能な専門医資格の3つの条件と基本領域
広告可能な専門医資格は、厚生労働省告示によって明確に定められています。広告が認められる専門医資格には大きく3つの条件があり、これらを理解しておくことが大切です。
広告可能な専門医資格の3つの条件
- 日本専門医機構が認定する専門医資格であること
- 機構が定める「基本領域専門医」であること（19領域）
- サブスペシャリティ領域については、広告可否が継続審議中であること
まず、日本専門医機構による認定資格が前提となります。これは、医療の質の向上と国民への適切な医療提供を目的とした、全国統一の専門医制度に基づいているものです。
次に、この機構が定める基本領域専門医（現在19領域）が広告可能な資格の根幹を形成します。たとえば、内科専門医、外科専門医、皮膚科専門医、形成外科専門医などがこれに該当します。これらは、各専門分野における高度な知識と技能を有することを公的に証明するものです。
また、サブスペシャリティ領域専門医については、その広告可否について現在も継続的に議論が進められており、今後の動向を注視することが求められます。
このように、専門医資格の広告には明確な基準があるため、どの資格が広告可能なのか、どのように表記すべきかを正しく理解しておくことが、適切な情報発信の第一歩となります。
広告不可な専門性資格とよくある誤表示パターン
専門医以外の資格である「認定医」や「指導医」は、原則として医療広告で広告することが認められていません。これらの資格は、専門医と比較して認定基準や制度の目的が異なり、患者様が専門性を判断するうえで誤解を招く可能性があるからです。
また、日本専門医機構が認定しない学会や、任意の団体が発行する「専門医」資格も、医療広告ガイドラインの基準を満たさない場合は広告できません。これらの資格は、あくまで内部的な評価基準に過ぎない場合が多く、公的な専門性を示すものとはみなされないでしょう。
さらに、専門医資格を保有していても、その更新手続きを怠り失効しているケースや、過去に保有していた資格を現在も掲載し続けるケースも誤表示に該当し、違反となります。
広告可能な専門医の正しい記載方法と表現ルール
医療広告において専門医資格をアピールする際は、客観的事実に基づいた正確な記載が絶対条件です。「名医」のような主観的な評価表現は、たとえ外部で認められていても、患者様の誤解を招くため使用できません。
資格を記載する際には、「○○学会認定 △△専門医」と認定団体名と資格名を明記し、比較優良広告や断定的な表現は避ける必要があります。Webサイトでの限定解除を活用した情報提供は有効ですが、SNSや看板では表現の制約があるため、媒体ごとの特性を理解した慎重な運用が求められます。
患者様が安心して医療機関を選べるよう、常にガイドラインに則った表現を心がけることが重要であり、それが信頼性向上につながります。
名医は広告できる？OK・NGを分ける判断基準
「名医」という表現は、医師の優位性や治療能力を評価する主観的な表現に該当するため、医療広告では原則として使用ができません。これは、医療広告ガイドラインが客観的事実に基づいた情報提供を求める趣旨に反するからです。
たとえ第三者メディアや書籍などで「名医」として紹介された実績があったとしても、それを自院の広告に転載・引用することは原則として認められません。
「〇〇分野の名医」や「地域で評判の名医」といった、特定の分野や地域における評価語を含む表現も同様にNGです。これらの表現は、患者様に誤解を与え、適切な医療機関選択を妨げる可能性があります。
医療広告においては、評価表現を避け、日本専門医機構などによる認定資格、医師の経歴、所属学会などの客観的事実のみを正確に記載する必要があります。患者様には、事実に基づいた情報からご自身で判断していただくスタンスが求められます。
正しい記載方法と避けるべき広告表現の具体例
広告可能な専門医資格を記載する際は、「○○学会認定 △△専門医」のように、認定団体名と資格名を正確に併記することが義務付けられています。
たとえば、「内科専門医」とだけ記載するのではなく、「日本内科学会認定 内科専門医」とフルネームで記載する形です。単に「専門医多数在籍」といった省略表現や、曖昧な一般的呼称の使用は、原則として認められていません。これは、患者様がどの専門分野の、どの団体の専門医なのかを明確に把握できるようにするためです。
一方で、以下のような表現はガイドライン上、原則として認められません。
- 「専門医多数在籍」など、具体性に欠ける表現
- 「名医」「最高峰の専門医」など、優良性を示唆する比較広告
- 科学的根拠のない断定的表現（例：「必ず治る」「安全で確実」）
これらの表現は、患者様に過度な期待を抱かせ、誤解を生む可能性があるため禁止されています。
専門医資格を正しく記載することは、患者様に正確な医療情報を届けるだけでなく、クリニックの信頼性を高めるためにも重要です。制作物のチェック時には、必ず正式名称・表記ルール・避けるべき表現を確認することが求められます。
Webサイト、SNS、看板における表示の注意点
専門医資格に関する詳細な情報（例：専門医制度の概要、取得までの過程、認定基準、対応できる診療領域の説明、学会活動や経歴の詳細など）をWebサイトに掲載する場合には、医療広告ガイドラインが定める「限定解除」の4要件を満たす必要があります。
これは、Webサイトが原則として“広告”とみなされる媒体であるため、詳細な説明を行うには、まず自院の基本情報を明示し、患者様が主体的に判断できる状態を整えることが前提になるためです。
この4要件とは、以下の4つの項目です。
- 電話番号
- 住所
- 相談窓口
- 自由診療の標準的費用
これらをWebサイト内に明確に表示することで、専門医資格に関するより詳しい情報の掲載が認められ、患者様も必要な情報にアクセスしやすくなります。
一方で、SNSや看板・パンフレットなどの媒体は限定解除が適用されないため、専門医資格について詳細な説明を行うことはできません。これらの媒体では、認定団体名と正式な資格名を正確に併記するといった最低限の事実のみを記載し、誇大表現や優良誤認を招く表現を避けることが求められます。
医療広告ガイドライン違反がもたらすリスク
医療広告ガイドラインに違反すると、クリニックは広告の是正指導や停止命令、さらには罰金などの行政処分を受ける重大なリスクに直面します。行政処分が下されると、医療機関名が公表され、社会的な信頼が大きく損なわれる点が最大のリスクです。
広告停止・行政処分のリスク
医療広告ガイドラインに違反すると、まず地方厚生局などから広告の是正指導が行われます。改善指示に従わなかった場合や悪質なケースでは、広告の停止命令が出され、さらに重い判断が下されると罰金などの行政処分が科されることもあります。
行政処分を受けた医療機関は、その名称が公表される仕組みです。名称の公表は、単に罰を受けるだけでなく、クリニックの評判を大きく損なう重大な結果を招きます。ネット検索をすればすぐに行政処分履歴が確認できるため、患者様の信頼を失い、来院数の減少につながりやすくなります。
さらに、こうした違反は医療従事者としての信頼性や誠実さにも疑問を持たれる原因となり、医師個人の信用にも影響を与えかねません。公表された情報はインターネット上で広まり、患者様が離れてしまう原因となるでしょう。
医療機関名公表による信頼失墜と患者離れ
医療広告ガイドラインに悪質な違反があった場合、医療機関の名称が厚生労働省や地方自治体によって公表されます。
この公表は、地域社会やオンライン上で広く知られることになり、クリニックの評判に深刻なダメージを与えるでしょう。SNSやレビューサイトでは、公表された情報に基づいた批判的な言及が瞬く間に拡散され、新規患者様の獲得が非常に困難になることもあります。
さらに、既存の患者様にも影響を与えるものです。医療機関への不信感から離脱が増加する傾向にあります。長年かけて築き上げてきた患者様との信頼関係を、一つの広告違反によって失いかねません。
地域での評判低下は、口コミ経由の患者紹介を激減させ、クリニックの集患力を大幅に低下させる結果を招いてしまいます。
広告可能な専門医の最新動向｜ガイドライン改正への対応方法
医療広告ガイドラインは常に改正されています。厚生労働省のQ&Aや医療機能情報提供制度等分科会の議論、日本専門医機構からの施行通知といった最新情報を定期的に確認し、自院の広告表示が適切であるかを検証することが重要です。
特に美容医療分野では、美容外科専門医や美容皮膚科専門医、レーザー専門医といったサブスペシャリティ領域の広告可否に関する議論が継続しており、今後の動向への注視が必要となります。
ガイドライン改正時には、迅速に広告媒体全体への影響を洗い出しましょう。専門家のサポートも活用しながら、修正作業を計画的に実行することで、法令遵守を徹底し、安心して広告活動を継続できます。
定期的にチェックすべき3つの情報源と確認ポイント
医療広告ガイドラインは、社会情勢や医療技術の発展に合わせて継続的に改正が行われています。そのため、最新情報を定期的に把握し、自院の広告内容が現在の基準に適合しているかを見直す体制を整えることが重要です。特に、以下の3つの情報源は必ず確認しておきたいポイントです。
- 厚生労働省「医療広告ガイドラインQ&A」の改正情報
ガイドラインの最新の解釈や変更点が反映されており、専門医表示・症例写真・限定解除など、具体的な広告表現の可否を判断する際に有用です - 医療機能情報提供制度等分科会の議論
「広告可能な専門医」の基準見直しや、サブスペシャリティ領域の広告可否など、今後の制度変更に関わる重要な議題が取り上げられています - 日本専門医機構からの施行通知
専門医制度の最新の運用ルールや新たな専門領域の認定状況、経過措置期間の終了時期など、自院の専門医資格の扱いに直接関係する情報が含まれます
これらの情報は、少なくとも四半期に1回はチェックし、自院のWebサイトや広告物が最新の基準に沿っているかを確認しておきましょう。定期的な情報収集は、広告違反のリスクを未然に防ぎ、クリニックの信頼性を長期的に守ることにつながります。
美容医療分野で注目すべき「サブスペシャリティ領域」の動向もチェック
サブスペシャリティ領域とは、特定の診療科の中でも、医師が臨床経験や症例を重ねて専門的に取り組んでいる分野を指します。特に美容医療分野においては、専門医資格の広告に関する動向は常に注目しておきましょう。
現時点で厚生労働省が「広告可能」と明確に定めていないサブスペシャリティ領域の専門医資格は、法律上は広告掲載が認められていません。業界では掲載例が多いものの、ガイドライン上は違反となる可能性があります。
たとえば、美容外科専門医については複数の学会が存在しており、どの学会が認定する専門医資格が広告可能となるのかが焦点となる場合があります。患者様が混同しないよう、明確な基準設定が求められる分野です。
また、美容皮膚科専門医という正式な専門医制度は、現在のところ存在しません。そのため、「皮膚科専門医」と「美容皮膚科を専門とする医師」の違いを広告で表現する際には、誤解を招かないよう細心の注意を払う必要があります。レーザー専門医なども、サブスペシャリティ領域として広告可否が検討されている段階です。
ガイドライン改正時に取るべき具体的な対応手順
医療広告ガイドラインの改正があった際には、迅速かつ正確な対応が求められます。まずは、以下の4ステップを基準に対応状況を整理するとスムーズです。
ガイドライン改正時の4つの基本ステップ
- 改正内容の確認と影響箇所の洗い出し
- 修正が必要な箇所をリスト化・優先順位付け
- 該当箇所の修正を実施する
- 改正後の継続的なモニタリング体制を整える
まず、STEP1として、改正内容の詳細を確認し、自院のWebサイト、SNS、看板など、あらゆる広告媒体への影響を洗い出す作業から始めます。改正点が自院の広告に直接関わるものなのか、間接的な影響があるのかを正確に把握することが重要です。
次に、STEP2として、影響がある場合、修正が必要な箇所を具体的にリストアップし、優先順位を付けて管理します。特に、行政指導や罰則の対象となりやすい表現は最優先で修正対象としましょう。
STEP3では、Webサイト、SNS投稿、看板などの広告物を速やかに修正する対応を行います。この際、専門知識を持った弁護士や医療広告コンサルタントのサポートを受けることで、より確実にガイドラインを遵守した修正が実施できます。
最後に、STEP4として、修正後も定期的にガイドラインやQ&Aの情報をチェックし、新たな解釈や通知に柔軟に対応できる体制を維持することが非常に大切です。これにより、常に法令遵守を徹底し、安心して広告活動を展開することが可能となります。
clinicHPの広告可能な専門医を活かすWeb制作の強み
clinicHPでは、医療広告ガイドラインを熟知した専門チームが、クリニック様のWebサイト制作を総合的にサポートしています。広告可能な専門医資格については、正しい形式で表示し、さらに限定解除の4要件を踏まえたサイト構造を設計します。
また、誇大広告や禁止表現を徹底的に排除し、医師の専門性を客観的かつ魅力的に伝えるコンテンツを企画。信頼性の高い情報発信を通じて、患者様から安心して選ばれるクリニックづくりを支援します。
医療広告ガイドライン準拠のサイト設計
clinicHPでは、医療広告ガイドラインを熟知したWebディレクターが、貴院のWebサイト設計を初期段階から丁寧にサポートしています。
専門スタッフが、「認定団体名と資格名の併記」など、広告可能な専門医の正しい表記方法を確実に反映。さらに、限定解除の4要件（電話番号、住所、相談窓口、自由診療の標準的費用）を備えたサイト構造を設計し、法的リスクを避けながら患者様へ必要な情報を十分に届けられる状態を整えます。
サイト制作の過程では、誇大広告や比較優良広告、患者体験談などの禁止表現を排除し、誤解の生じない情報提供にこだわっています。
これは、クリニックの誠実な姿勢を明確に示すうえでも欠かせない要素です。ガイドラインに沿ったWebサイトは、患者様からの信頼獲得につながり、結果として長期的な集患効果にも結びつきます。
医療分野に特化したWeb制作の実績
弊社の制作チームは、医療広告ガイドラインに精通したWebディレクターとデザイナーで構成されており、医療分野に特化したサイト構築を得意としています。
医師の専門性を最大限に伝えることを徹底。単なる資格の羅列ではなく、それぞれの専門医資格が患者様にどのような安心感やメリットをもたらすのかを、ガイドラインに基づきわかりやすく表現することを重視しています。
美容医療や自由診療の領域では、専門医資格の扱いに悩まされるケースも少なくありません。その際は、「〇〇学会認定 皮膚科専門医」というように、客観的な資格名を正確に記載しつつ、その専門性が患者様の悩み解決にどう寄与するのかを過度な表現を避けながら提示することが重要です。
さらに、患者様目線のユーザビリティ設計や、適切なCTA（Call To Action）の配置にもこだわり、貴院のWebサイトが集患に強い影響力を持つツールとなるよう支援しています。
まとめ｜広告可能な専門医を正しく理解し、適切に活用しよう
広告可能な専門医資格を正しく理解し、医療広告ガイドラインを遵守することは、クリニックの信頼性構築と健全な経営に直結します。
正しい表示ルールや最新の改正情報を把握し、患者様に誤解を招くような広告表現は厳に避けるべきでしょう。ガイドライン違反は、行政処分だけでなく、患者様からの信頼失墜という計り知れないリスクを伴うことを忘れてはなりません。
弊社では、医療広告ガイドラインに完全対応したWebサイト制作を通じて、貴院の専門医資格の魅力を安全かつ効果的に発信できるよう支援いたします。
患者様への適切な情報提供を遵守しながら、集患効果を最大化するWebサイトを構築することで、貴院の成長をサポートしてまいります。専門医のWebサイト集患に関する課題やお悩みをお持ちでしたら、ぜひ弊社の専門チームにご相談ください。
