クリニック向けMEO対策の基本|院内でできる設定と運用のポイント
クリニックの集患において、「近くの〇〇科」「地域名+クリニック」といったGoogleマップでの検索は、患者様との最初の接点として非常に重要です。
インターネットでの情報収集が当たり前になった現代では、Googleマップを介した集患施策が新規患者様の獲得に大きく貢献します。
本記事では、MEO対策の基本的な知識から、院内で実践できる具体的な設定方法、継続的な運用のポイントまで解説します。
「何から始めればいいのか分からない」「どこまで自院で対策できるのか知りたい」といった疑問にお答えしながら、効果的なMEO対策の進め方をご紹介します。
Googleマップを通じた患者様との出会いを増やし、貴院の集患にぜひご活用ください。
目次
クリニックのMEO対策とは?
MEO対策(Map Engine Optimization)とは、Googleマップ検索において自院を上位に表示させるための施策のことです。
「新宿 内科」「渋谷 歯医者」など、【地域名 × 診療科】で検索している患者様=「今すぐ近くのクリニックに行きたい人」にアプローチできるため、来院に繋がりやすい集患施策として重要視されています。

また、混同されるSEO対策やWeb広告とは、以下のような違いがあります。
- MEO対策: Googleマップ検索において地域で上位に表示させる施策
- SEO対策: Google検索でWebサイトの順位を上げる施策
- Web広告: 費用を払って検索結果の広告枠を買う施策
MEO対策は、この中でも「無料で」「院内スタッフだけで」始められる点が最大のメリットです。
まずはGoogleビジネスプロフィールの情報を正しく登録することからスタートしましょう。
自院でできるクリニックMEO対策の設定
MEO対策を始める上で、まず押さえるべきはGoogleビジネスプロフィールの初期設定を正確に行うことです。
特に初期段階では、次の2つを正しく設定します。
- ビジネスプロフィールの作成とオーナー確認
- クリニック名、住所、電話番号、診療時間といった基本情報の正確な登録
これらの初期設定が、その後の集患効果に大きく影響するため、まずは基本をしっかり押さえましょう。
Googleビジネスプロフィールの作成・初期設定

Googleビジネスプロフィールを作成する前に、Googleアカウントの準備が必要です。
既存のクリニック用Googleアカウントがないときは、新たに作成しておきましょう。
ビジネスプロフィールの作成手順は、次の項目をGoogleのガイドラインに沿って進めます。
- ビジネス名(クリニック名)の入力
- ビジネスカテゴリの選択
- 所在地情報の入力
- 電話番号の登録
- ウェブサイトの追加
- オーナー確認の実施
特にこの中でも重要なのがオーナー確認のプロセスです。
これは、「このクリニックの管理者です」とGoogleに証明する本人確認手続きのことです。
ハガキの郵送や電話、メール、動画など確認方法を選べます。
このオーナー確認が完了して初めて、ビジネスプロフィールの情報を管理できるようになります。
基本情報(クリニック名・住所・電話番号・診療時間)の登録
Googleビジネスプロフィールに登録する基本情報は、MEO対策の成否を左右する重要項目です。
クリニック名、住所、電話番号(NAP情報)は、ホームページや他のオンライン媒体(クリニックの公式サイトなど)と、情報を完全に一致させます。
表記にわずかなブレがあるだけで、Googleが正確な情報と判断できず、MEO評価を下げる可能性があるからです。
診療時間についても、土日祝日の診療体制や午前診療・午後診療など、患者様が混乱しないよう正確に登録しましょう。
また、臨時休診や年末年始、ゴールデンウィークなどの祝日の診療予定は、患者様の利便性に直結します。
必ずリアルタイムで更新を行い、最新の状態を保つようにしましょう。
集患につなげるためのクリニックMEO対策のポイント

MEO対策は、Googleビジネスプロフィールの初期設定が完了した段階で終わるものではありません。
実は、設定した後の継続的な運用こそが、実際の集患に結びつく施策となります。
具体的には、日々の情報更新、魅力的な写真やメニュー投稿、そして患者様からの口コミへの丁寧な返信に取り組んでいきましょう。
写真・メニュー投稿で信頼感を高める更新を行う
Googleビジネスプロフィールに掲載する写真は、患者様がクリニックを選ぶ上で大きな影響を与えます。
特に、清潔感のある外観や内観の写真、親しみやすいスタッフの写真は、患者様の安心感や信頼感を高める上で効果的です。
診療メニューや施術内容を写真付きで投稿すると、患者様が自身のニーズに合うか判断しやすくなります。
さらに更新は毎日行う必要はありません。
月に数回、新しい情報や季節ごとの院内の様子を投稿する程度で十分です。

お知らせ・情報更新を習慣化する
Googleビジネスプロフィールには、Googleマップ上に写真や短文をSNS感覚でアップロードできる投稿機能があります。
これは、Web上の「院内掲示板」のようなものです。
診療時間の変更や臨時休診のお知らせはもちろん、インフルエンザ予防接種の開始時期や、年末年始のスケジュールなどを投稿しましょう。
患者様が知りたい最新情報をこまめに発信することが大切です。
この更新を習慣化することで、Googleから「活発に運営されているクリニック」と評価され、MEO順位アップに繋がりやすくなります。
また、患者様にも「しっかり管理されている」という安心感を与えることができます。

院内で無理なく口コミを増やす仕組みを作る
患者様からの口コミは、MEOの順位やクリニックの信頼度を左右する重要な要素です。
口コミを増やすために最も効果的なのは、「投稿のハードルを下げること」です。
例えば、待合室や受付にQRコード付きのPOPを設置したり、会計時にお渡しする診察券と一緒に案内カードを添えたりするだけでも、患者様が投稿しやすくなります。
なお、謝礼や割引を条件に口コミを書いてもらう行為は、Googleのガイドラインで厳しく禁止されています。
アカウント停止のリスクもあるため、あくまで「患者様の善意」にお任せする姿勢を貫きましょう。
スタッフが口コミについて患者様に伝える際には、あくまで「もしよろしければ」という自然な形でお願いし、プレッシャーを与えないよう配慮することが大切です。
クリニックの口コミ対応で守るべきガイドラインと注意点

Googleマップの口コミ対応は、投稿者との個別のやり取りではなく、不特定多数の目に触れる「公の場」での発信です。
特に医療機関は守秘義務があるため、一般店舗よりも厳格なプライバシー配慮と医療広告ガイドラインの遵守が求められます。
口コミへの返信では、次の点を必ず守りましょう。
| 避けるべき返信内容 | 推奨される返信例 |
| 個別の診療内容に言及する (例:「〇〇様の症状は〜」) | 来院への感謝を丁寧に伝える |
| 患者様のプライバシーに関わる情報を開示する | 一般的な診療方針や院内の取り組みを説明する |
| 感情的な言葉で反論する | 冷静で丁寧な言葉を使う |
| 治療効果を断定する表現 (例:「必ず治ります」) | ネガティブな口コミにも真摯に向き合う姿勢を示す |
返信例としては次のような形で行います。
良い口コミ
「この度はご来院いただき、ありがとうございます。安心して治療を受けていただけるよう、今後もスタッフ一同丁寧な対応を心がけてまいります。」
ネガティブな口コミ
「貴重なご意見をありがとうございます。ご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございません。いただいたご意見を真摯に受け止め、院内で改善に努めてまいります。」
こうした誠実な姿勢で対応することが、他の患者様からの信頼を得ることにもつながります。
返信を見た他の患者様が「患者の声に耳を傾けている」と感じることも、MEO対策において重要です。
口コミへの返信は、投稿者だけでなく、これから来院を検討している多くの方が見ています。
堅苦しい定型文ではなく、院長やスタッフの人柄が感じられる温かみのある言葉で返信することで、「このクリニックに行ってみたい」と思ってもらいやすくなります。

MEO対策における自院での対応と外部サポートの使い分け方

クリニックのMEO対策は、すべてを外部の専門業者に依頼しなくても、院内で十分に実行できる施策が多く存在します。
例えば、以下のような基本的な内容は、院内スタッフで運用できます。
- Googleビジネスプロフィールの初期設定
- 診療時間の更新や、写真のアップロード
- 日々の投稿
- 患者様への口コミ依頼
これにより、費用を抑えながらMEO対策を進めることができます。
一方で、競合クリニックが多い地域や、院内スタッフのリソースが限られている際は、外部サポートも検討しましょう。
高度な分析や戦略的な施策を検討しているときも、専門の外部サポートが効果的です。
外部サポート先を選ぶ際は、MEO対策の実績が豊富で、医療機関特有のガイドラインを理解している業者を選びましょう。
なお、MEO対策で集めたアクセスを確実に予約へつなげるには、Webサイトの質がポイントです。
ClinicHPはガイドラインを遵守した「集患に強い医療専門サイト」で、MEOとの相乗効果を最大化します。ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問
MEO対策はどれくらいの期間で効果が出ますか?
競合状況にもよりますが、早ければ数週間、通常は数ヶ月ほどで効果が見え始めるのが一般的です。
特に、口コミの増加やGoogleビジネスプロフィールでの情報更新頻度が高いほど、効果が早く現れやすくなります。
悪い口コミにはどのように対応すべきですか?
悪い口コミが投稿されたら、感情的にならず、冷静かつ丁寧な言葉で返信することが大切です。
事実無根の誹謗中傷や、スパムと思われる投稿については、返信するのではなくGoogleへ「不適切なクチコミ」として削除を報告しましょう。
まとめ
クリニックの集患において、MEO対策(マップ検索での上位表示)は欠かせない存在となりました。
成功の秘訣は、小手先のテクニックではなく、情報の正確さとガイドラインを守った誠実な運用です。
院内でできることはスタッフで対応し、難しい分析はプロに頼るなど、無理のない範囲で継続していきましょう。
ただし、MEO対策はあくまで「入り口」にすぎません。
マップ検索で貴院に興味を持った患者様が、最終的に予約を決めるかどうかは、リンク先の「ホームページ」の分かりやすさで決まります。
clinicHPでは、MEO対策で集めたアクセスを無駄にしない、集患に強い医療機関専門ホームページを制作しています。
「マップの閲覧数は増えたのに、予約が増えない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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