アートメイクの開業方法とは?医師・看護師の資格やWeb集客まで解説
アートメイクでの独立や開業は、多くの看護師や医師にとって新たなキャリアパスとして大きな関心を集めています。
しかし、アートメイクは「医療行為」です。
そのため、一般的な美容サロンとは異なり、開業には厳格な法的要件と、専門的な準備が必要になります。開業に関する知識が不足したままだと、思わぬトラブルや法的リスクに直面する可能性も潜んでいます。
本記事では、アートメイクの分野で独立・開業を目指す医療従事者の皆様へ向けて、知っておくべき法的要件から、具体的な開業準備まで分かりやすく解説します。開業を安全に成功させるために、ぜひ事前知識としてお役立てください。
目次
アートメイク開業でまず知っておくべき資格と法律

アートメイクは厚生労働省により医行為と明確に定義されており、医師免許がなければ施術を行うことはできません。
看護師がアートメイクを行う場合も、医師の指示と監督のもと、医療機関内で行うことが法律で義務付けられています。
一般的には「アートメイクサロン」という呼び方が使われることもありますが、日本の法制度上、アートメイクを適法に提供できるのは医療機関のみです。
本記事では、実態と法的な位置づけを踏まえ、アートメイククリニックを前提に解説します。
アートメイクは医師免許が必要な医療行為である
厚生労働省は令和5年(2023年)7月3日付け医政医発0703第5号通知において、アートメイクは医行為に該当すると明確に示しました。
この通知では、医師法第17条に基づき、医師免許を持たない者がアートメイクを業として行うことは違反であると回答しています。
アートメイクは針を使って皮膚に色素を入れる「侵襲行為」であり、感染症や合併症のリスク、麻酔薬の使用など、専門的な医療知識と安全管理が求められるからです。
つまり、アートメイクのクリニックを開業する際には、医師免許の保有、または医師の雇用が大前提となります。医療機関として開業するためには、医療法に基づいた開設手続きを保健所などで行わなければなりません。
看護師がアートメイク施術を行うための法的要件

看護師が施術を行う場合、法律(保健師助産師看護師法)により「医師の指示・監督下」で行うことが定められています。看護師は医師の指示があれば、実際に針を用いて患者様に施術を行う(手技を行う)ことが可能です。
法律上、これは「診療の補助」という枠組みに含まれます。診療の補助とは、単に医師のサポートをするという意味だけでなく、「医師が診察して安全を確認し、指示を出した上でなら、看護師が医療行為(施術)を代行してもよい」という許可を意味します。
ただし、あくまで主体は医師にあるため、看護師が個人的に開業を行うことはできません。
アレルギーなどの緊急時に医師がすぐに対応できる医療機関内で、かつ医師の管理下にあることが、看護師が施術を行うための絶対条件となります。
なぜアートメイクは医療行為なのか
アートメイクが医療行為と位置付けられるのには、主に以下の3つの理由があります。
- 針を用いた皮膚への侵襲行為である
- 感染症・出血・皮膚障害などのリスクがある
- 医学的知識と衛生管理が不可欠
そのため、医師免許がない人が「業として」アートメイクを行う=無資格医業となり、医師法第17条違反が適用されます。
アートメイクの施術では「皮膚に傷をつける行為」を伴いますが、医療知識と技術がなければ出血や組織損傷のリスクがあるためです。
さらに感染症や合併症の潜在的リスクも存在し、衛生管理が不十分だと、B型・C型肝炎などの感染症や、肉芽腫(しこり)などの重篤な肌トラブルを引き起こす恐れがあります。
そして、施術の痛みを抑える局所麻酔薬は医薬品であり、副作用のリスクもあるため、医師の診断と管理のもとで使用する必要があります。
絶対に避けたい違法な開業パターン
アートメイクの開業では、絶対に避けたい違法な開業パターンがあります。
まず、自宅サロン開業の法的問題が挙げられます。
医師免許を持たない方が自宅でアートメイクを施術すると、医師法違反となり、法的な処罰の対象になるため注意が必要です。
具体的には、医師免許を持たずにアートメイクを施術した場合、「無資格で医業を行った」として医師法違反に該当し、3年以下の懲役または100万円以下の罰金(またはその両方)が科せられる可能性があります。
実際に、自宅やサロンで無資格施術を行っていたケースが摘発され、刑事処分を受けた事例も報告されています。
看護師がアートメイクで独立を目指す現実的な道

アートメイク業界には、技術レベルに応じた「ランク制度」や、患者様からの「指名制度」が定着しています。看護師がこの分野でキャリアアップを目指す場合、まずは技術を磨いてランクを上げ、多くの指名を獲得しトップアーティストを目指すのが王道です。このあと紹介する3つの方法が、キャリアアップに向けた具体的なステップになります。
- フリーランスと正社員の働き方を比較検討する
- アートメイクスクールで専門技術と知識を習得する
- 独立・開業の夢を具体的に実現するためのステップを知る
フリーランスと正社員の働き方を比較検討する
キャリアの初期段階では、医療機関の正社員として勤務し、安定した環境で多くの症例数を経験することが重要です。
クリニック内の研修制度やランクアップ試験を活用し、アーティストとしての基礎を固めましょう。
看護師でも固定ファンが付き、指名のみで予約が埋まるようになれば、フリーランスへの転向も視野に入ります。
フリーランスは、複数のクリニックと業務委託契約を結び、売上の〇%を受け取る「歩合制」が一般的です。実力次第で収入を大幅に増やせるほか、自分のペースで働ける自由度の高さが魅力です。
アートメイクスクールで専門技術と知識を習得する
アートメイクアーティストとして活躍するためには、優れた専門技術と知識の習得が不可欠です。衛生管理、解剖学、色彩学、デザイン理論など、幅広い知識を身につけることが求められます。
例えば、以下のようなアートメイクスクールが人気で、その中には直営のクリニックにそのまま所属できるスクールもあります。
日本国内の主要スクール
- 日本アートメイクアカデミー
- THE ARTMAKE TOKYO
- PGC Schools(38年以上の実績)
- FIRST ARTMAKE SCHOOL(まどスク)
海外資格
- PhiBrows(ファイブロウズ)
スクールを選ぶ際には、カリキュラムの内容、講師の実績、卒業後のサポート体制などを重視して決めましょう。
単に技術を磨くだけでなく、著名なスクールの卒業資格(ディプロマ)は、アーティストとしてのブランド力にもなります。
独立・開業の夢を具体的に実現するためのステップを知る
看護師としての最終的なキャリアゴールのひとつに、「自身のクリニックを持つこと」があります。
もちろん、法的な開設者は医師である必要がありますが、ご自身がオーナーとなり、管理医師を雇用してクリニックを開業するという手段も選択肢のひとつです。
このレベルに到達するには、高い技術力はもちろん、集客力(個人のブランディング)や経営の知識、そして信頼できる医師とのパートナーシップが欠かせません。
アートメイク開業の準備と必要な手続き

アートメイククリニックの開業には、さまざまな準備と手続きが伴います。
まず、「どんな患者様に来てほしいか」や利益が出る仕組み(事業計画)を明確にすることが不可欠です。
事業計画の立て方と開業形態の選び方
アートメイク開業の第一歩は、実現可能な事業計画の策定です。
まず、どのようなターゲット顧客層に、どのようなメニューを提供するのかを明確に設定します。
「ターゲットはどんな人か?」「眉毛に特化するのか、リップやヘアラインもやるのか?」といった具体的なメニューを決めましょう。
そのうえで、以下のような料金相場を参考にしながら、施術ごとの価格帯を決めていきます。
| 施術メニュー | 回数 | 料金相場 |
| 眉毛アートメイク | 2回セット | 8万~15万円 |
| 眉毛アートメイク | 1回 | 4万~8万円 |
| リタッチ(メンテナンス) | 1回 | 4万~6万円 |
| アイライン | 上下合わせて | 6万~7万円 |
また、開業形態として個人開業とするのか、将来的には医療法人化を目指すのかも考えておきましょう。医療法人は信用度が高いですが、設立には時間とお金がかかるため、自身の状況に合わせた判断が必要です。
開業資金の準備と項目別の内訳
クリニックの開業には、まとまった初期投資がかかります。主な項目としては、アートメイク機器や滅菌器などの「機材・設備」と、施術室や待合室を作るための「内装工事費」が挙げられます。
また、家賃、人件費、材料費などの運転資金は、開業後すぐに安定した収益が得られない期間を乗り切るために、最低でも3〜6ヶ月分は確保することをおすすめします。
例えば、以下のように固定費が必ず発生してくるためです。
| 費用項目(例) | 月額(例) |
| テナント賃料 | 100万円 |
| 人件費(看護師3名+医師) | 220万円 |
| 水道光熱費 | 4.5万円 |
| 材料費 | 3万円 |
| 月間固定費 | 合計:約327万円 |
これらの資金調達においては、自己資金を充てるほか、銀行や日本政策金融公庫からの「融資」も検討しましょう。
※本記事で紹介している金額は、公開情報や一般的な相場を基にした参考値です。実際の開業にあたっては、医療開業の専門家への相談をおすすめします。

立地選びとクリニックの設計・設備投資
立地選びは、ターゲットが会社員ならオフィス街、主婦層なら住宅街や商業施設内など、患者様が通いやすい場所を選びましょう。
クリニックの設計・設備投資においては、患者様が安心して施術を受けられるよう「美容サロンのような居心地の良さと、医療機関としての清潔感」を両立させることが大切です。
ただし、あくまで医療機関ですので、デザインだけでなく「保健所の基準」をクリアしなければなりません。手洗い場や換気システムなど、感染症対策がしっかりできる設備を整えることが絶対条件です。
行政手続きと届出の流れ
クリニックの開業には、さまざまな行政手続きと届出が必須です。以下の提出先と提出期限を守りながら、順に手続きを進めていきます。
| ステップ | 提出先 | 提出期限 | 必須度 |
| 保健所事前相談 | 保健所 | 開設2~3ヶ月前 | ◎必須 |
| 診療所開設届 | 保健所 | 開設後10日以内 | ◎必須 |
| 保健所立入検査 | 保健所 | 開設届提出後 | ◎必須 |
| 開業届 | 税務署 | 開業後1ヶ月以内 | ◎必須 |
| 青色申告承認申請 | 税務署 | 開業後2ヶ月以内 | ○推奨 |
| 労働保険届 | 労基署 | 雇用後10日以内 | ◎雇用時必須 |
| 雇用保険届 | ハローワーク | 雇用後10日以内 | ◎雇用時必須 |
| 社会保険届 | 年金事務所 | 雇用後5日以内 | ◎法人・5人以上雇用時必須 |
| 防火使用開始届 | 消防署 | 使用7日前まで | ◎必須 |
| 医療廃棄物契約 | 廃棄物業者 | 開設前 | ◎必須 |
まずは、管轄の保健所へ「診療所開設届」を提出します。
ここで、医療法に基づき、「建物の構造や設備が、医療機関としてちゃんと機能しているか」のチェックを受けます。
次に、税務署へ開業届を提出します。この際、所得税の青色申告承認申請を同時に行うことで、税制上の優遇措置を受けることが可能です。
その他にも、X線など特殊な機械を入れる場合や、医療廃棄物の処理契約など、必要な手続きを漏れなく進めましょう。スタッフの採用時には、雇用に必要な届出の提出も忘れずに行ってください。
機材・設備選びと導入
アートメイクの仕上がりと安全性を守るために、施術部位やデザイン、施術者の技術レベルに合わせて最適なものを選びましょう。
アートメイク機器には、手彫り用、マシン用、デジタル式など種類と特徴が多岐にわたります。
また、絶対に欠かせないのが「滅菌器(オートクレーブなど)」です。
使った器具を完全に消毒・殺菌し、感染症を防ぐための設備は、医療機関として必須となります。ここはコストを削らず、安全性と品質が確かなものを選んでください。
スタッフ採用と技術習得
クリニックの運営には、信頼できるスタッフが必要です。
法律上、アートメイクの施術は医師または医師の指示を受けた看護師が行うため、医師は最低でも診療責任者として、看護師は施術者として配置される必要があります。
スタッフ採用では、経験豊富な即戦力を探すか、未経験者をイチから育てるか、クリニックの方針に合わせて決めましょう。
開業後も、新しい技法やトレンドを学ぶための継続的な研修や情報収集を行うなど、技術向上の体制づくりが欠かせません。患者様に選ばれ続けるクリニックを目指すためには、常に技術を磨く意識が求められるでしょう。
アートメイク開業の集客戦略とWebサイト活用

アートメイクのクリニックを成功させるためには、技術力と同じくらい「集客」が大切です。
患者様は、必ずと言っていいほどスマホで検索をしてから来院します。
そのため、クリニックの「顔」となるホームページを整え、GoogleマップやInstagramを使って多角的に情報を発信することが基本戦略となります。
また、一度来てくれた患者様を大切にするリピーター施策や、医療広告ガイドラインを守った安全な情報発信を心がけましょう。
Web集客の基本戦略
Web集客は、現代のマーケティングにおいて欠かせない手段のひとつです。
まず、クリニックの顔となるWebサイトの制作は不可欠となります。
メニューや料金、デザインのこだわりを分かりやすく掲載し、患者様が「ここに行きたい」と思えるページを作成しましょう。予約までの流れをスムーズにすることも大切です。
次に、地域密着型の集客を強化するため、Googleビジネスプロフィールへの登録とMEO対策を行うことが有効です。
「地域名 アートメイク」などの検索で上位表示を狙えるよう対策します。
さらに、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを活用した症例発信と集客も行ってみてください。ビフォーアフター写真やデザイン例を積極的に投稿し、潜在顧客にアピールすることをおすすめします。
リピーター獲得と顧客満足度向上
経営を安定させるには、何度も通ってくれるリピーターを増やしましょう。
そのために大切なのが、丁寧なアフターフォローです。
施術後のケア方法を詳しく伝えたり、LINEなどで気軽に相談できる窓口を作ったりすることで、患者様の不安を取り除きます。
また、アートメイクは数年で薄くなるため、定期メンテナンス(リタッチ)の提案も効果的です。
顧客管理システムを使ってメンテナンスの時期をお知らせしたり、紹介特典を用意して口コミを広げてもらったりして、患者様とのつながりを保つ仕組みを作りましょう。
医療広告ガイドラインの遵守
アートメイクは医療行為であるため、広告には厳しいルール(医療広告ガイドライン)があります。
「絶対に」「100%」といった誇大広告や、「当院が日本一」「他院より安い」といった、他店と比較するような表現は禁止されています。
特に注意が必要なのが、ビフォーアフター写真の掲載です。
施術前後の写真と合わせて、以下のように施術のリスク、費用、標準的な期間、施術回数などを必ず明記しなければなりません。
| 記載項目 | 内容例 |
| 施術内容 | 4D眉毛アートメイク2回施術 |
| 費用 | 総額12万円(税込) |
| リスク・副作用 | 赤み・腫れ・色素の定着不良など |
| 標準的な施術期間・回数 | 2回施術・期間1~2ヶ月 |
これらのルール違反は行政処分の対象になるだけでなく、消費者庁の公式ホームページに違反事例として掲載されるため、患者様からの信頼も失ってしまいます。正しい知識を持って、誠実な情報発信を心がけましょう。

アートメイク集客を成功させるWebサイト制作のポイント

今や、新規の患者様の8割以上が、Web検索で情報を集めてから来院先を決める時代です。
特に、顔に施術を行うアートメイクにおいて、ホームページは単なる看板ではありません。
「ここは信頼できるクリニックか」「自分のなりたい顔になれるか」を患者様が判断する、もっとも重要な判断材料となります。
アートメイク事業に特化したWebサイトの必要性
多くの患者様がスマホで検索する現代において、アートメイクに特化したWebサイトを持つことは、経営を成功させるための必須条件です。
なぜなら、アートメイクは医療行為であり、一度入れると消えにくい施術だからです。患者様は「失敗したくない」という強い不安を持っています。 そのため、Webサイトを通じて、しっかりした資格があるか、衛生管理は万全かといった安全性を伝え、安心してもらうことが何より重要になります。
また、豊富な症例写真を掲載することで、「ここのデザインが好き!」というファンを作るブランディング効果も期待できます。

集客できるWebサイトに共通するポイント
結果を出しているWebサイトには、必ず押さえている3つの共通点があります。
1つ目は、SEO対策の徹底です。「地域名 アートメイク」などのキーワードで検索されたときに上位に表示させ、患者様の目に留まるチャンスを増やします。
2つ目は、美しさと使いやすさを両立したデザインです。美容医療において見た目の美しさは信頼そのものとなります。症例写真やビフォーアフターを効果的に配置しながら、「初めての方へ」「料金」「予約」と迷わずスムーズに進める構成を作りましょう。
3つ目は、不安を解消するコンテンツです。 痛みやダウンタイムに関する質問や、リスク・費用について丁寧に解説することで、患者様の不安を取り除き、「ここなら大丈夫」という信頼につなげます。

clinicHPのWebサイト制作実績と強み

弊社は、美容・医療分野における豊富なWebサイト制作実績を保有しています。これまでの経験から、多くのクリニックが抱える集客課題を解決するマーケティング視点を重視したWebサイト構築を行っております。
単に見た目が美しいだけでなく、患者様が訪れたくなるようなデザイン性と、予約や問い合わせに繋がりやすい機能性を両立させたWebサイト構築が弊社の強みです。
医療広告ガイドラインを遵守しつつ、クリニックの魅力を最大限に引き出すWebサイトを制作し、貴院の頼れるパートナーとしてサポートいたします。
よくある質問
アートメイク開業を検討する際、多くの医療関係者の皆様が「資格」「法律」「働き方」について疑問を抱えています。
特に、医師免許や看護師免許の有無によって開業の選択肢が大きく変わるため、正確な知識を持っておくことが重要です。
ここでは、開業準備や実務で必ず押さえておくべき法律・資格に関する質問に回答します。
アートメイクの施術に必要な資格は何ですか
アートメイクは法律上「医行為」にあたるため、医師免許、または看護師免許が必須です。 看護師が施術を行う場合は、必ず医師の指示・監督のもとで行う必要があります。
医師免許を持たないエステティシャンや美容師が施術を行うことは、医師法違反となり法律で罰せられます。ご自身のキャリアを守るためにも、無資格での施術は絶対に行わないでください。
民間のアートメイク資格は就職や開業に役立ちますか
民間のスクールで得られるディプロマ(修了証)は、法的な免許としての扱いにはなりませんが、就職や集客においては武器になる可能性があります。
法律上は医師・看護師免許があれば施術可能ですが、実際の採用現場では即戦力が求められます。そのため、信頼できるスクールの修了証や、海外の有名資格(PhiBrowsなど)を持っていることは、技術力の証明として高く評価されます。
ただし、開業自体にはあくまで「医師免許(または管理医師)」が必要であることを理解しておきましょう。
看護師が個人でアートメイクサロンを開業できますか
現在の日本の法律では、看護師単独でのサロン開業は認められていません。アートメイクは医行為であるため、医師が開設した医療機関での勤務が必須となります。
フリーランスとして活動する場合の業務委託契約であっても、医師の監督下が絶対条件です。完全に独立した形でアートメイク事業を行いたいのであれば、医師免許を取得するか、医師との共同開業を検討する必要があります。
アートメイクでフリーランスとして働くことは可能ですか
医師免許を保有していれば、フリーランスとして活動することは可能です。
ただし、ここで言うフリーランスとは「場所を持たずに個人で営業する」ことではありません。「特定のクリニックと業務委託契約を結び、そのクリニックに出向いて施術をする」という働き方になります。
アートメイクの施術でトラブルが発生した場合、法的な責任は誰が負うのですか
アートメイクの施術でトラブルが発生した場合、基本的には施術を行った医療機関の医師に責任が問われます。アートメイクは医行為であり、最終的な医療責任は医師が負うためです。
ただし、看護師に明らかな過失(指示を守らなかった、確認を怠ったなど)があった場合は、施術をした看護師本人も責任を問われる可能性があります。 万が一のトラブルに備え、クリニックとして医師賠償責任保険などに加入し、リスクヘッジをしておくことが強く推奨されます。
歯科衛生士がアートメイクで開業することは可能ですか
歯科衛生士の資格だけではアートメイク開業は不可能です。歯科衛生士の業務は「口腔内(口の中)」に限られており、唇であっても皮膚に針を入れるアートメイクは美容医療(医行為)とみなされるため、業務範囲外となります。
リップアートメイクであっても、行えるのは医師または看護師のみです。アートメイク業界を目指す場合は、看護師資格を取得するか、あるいはクリニックのカウンセラーやマネジメント業務などで関わる道をご検討ください。
まとめ
アートメイクでの独立・開業を目指す皆様にとって、「これは医療行為である」という正しい理解は、成功への第一歩です。看護師の方は医師との連携を行い、医師の方は医療法に基づいた環境づくりが求められます。
そして事業を成功させるためには、技術力に加えて経営戦略と情報発信が欠かせません。 特に、医療広告ガイドラインをしっかり守りつつ、医院の魅力を伝えるWebサイトは、集客を支える最強のパートナーとなります。正しい知識と準備で、ぜひ理想のクリニック開業を実現させてください。
参考文献
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/02/s0203-2g.html
https://www.mhlw.go.jp/content/001304521.pdf
















